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青雲塾

青雲塾記念館

青雲塾運動を始めた当初は小さな自宅が教室でしたが、昭和30年(1955)に全国運動の拠点として施設建設の声が起こり、全国から寄せられた寄付を中心に、翌昭和31年(1956)に「青雲塾会館」が建設されました。現在の施設は、平成15年(2003)3月に建て替えられたもので、平成15年度「高崎市景観賞」に選ばれました。令和2年(2020)に中曽根平和研究所に移管した後もこれまでの歴史と経緯を踏まえ、敬意とともに「青雲塾」の通称を用いています。  

 

1.扁額

エントランスにある扁額は明治・大正・昭和を代表する思想家・徳富蘇峰の揮毫によるものです。昭和20年代、政治家として歩み始めた中曽根康弘は、当時、熱海に隠棲していた徳富蘇峰のもとを幾度となく訪ねています。この碩学に接することで、中曽根は政治家としての視座を高めていきました。  

 

2.鬼瓦

旧青雲塾会館建設の際、瓦葺の屋根に合わせその先端に取り付けられました。通常の鬼瓦に代わって青雲塾精神のシンボルとなる五三の桐を形取っています。  

 

3.国旗掲揚ポール

戦後の占領下、青雲塾は占領軍が禁止するなかで国の誇りを掲げ日の丸の国旗を掲揚し続けました。国旗掲揚は昭和、平成を経て令和の現在に至るまで続いています。

 

 

4.総理大臣執務室

旧総理官邸の総理大臣執務室を模したものです。調度品など当時、実際に使用されたものが置かれています。とくに執務机は歴代の総理大臣が実際に使用していたものです。

 

 

5.ライブラリー

読書家であった中曽根康弘の蔵書が展示されています。記念館には青年期に愛読した「正法眼蔵」や「茶味」、パスカルの「パンセ」をはじめ、多様な分野の書籍が収蔵され、また、自らの著作も陳列されています。また、その一部は拓殖大学にも寄贈されています。

 

 

6.レリーフ複製

日米首脳会談が開かれた東京都下の日の出町には今は記念館となっている「日の出山荘」があります。そこで、時のレーガン・アメリカ合衆国大統領と中曽根康弘日本国総理大臣との首脳会談が開催されました。それを記念し、日米の末永い友好を願い日の出町にはモニュメントが作られ、当館にはそのレリーフが寄贈されました。

 

 

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